元明倫幼稚園の2日前(3/30)の画像です。
毎年この時期になると綺麗に咲くので、見に寄りました。
明倫幼稚園は統廃合で廃園となり、今は明倫学区の消防分団詰所と自治会館の建物として使われています。
剣道や柔道を教えてくれたり、消防の救急救命指導があったりと、地域の人には今も身近に活用されている幼稚園、中京区には統廃合の後、この様に地域に親しまれ大切にされている小学校や幼稚園跡が、いくつもあります。
で、その明倫幼稚園の向かいが明倫小学校。
こちらも統廃合で廃校となり、今は「京都芸術センター」として使われています。
元明倫小学校付近は京都の呉服問屋が集まる地域。
開校された1869(明治2)年、呉服問屋をはじめとする地域住民が、子ども達を思い学校に金を惜しまず整えた環境が、今も大切に残され活用されています。
潤沢な資金によって整えられたというだけに、レトロでありながら豪華!
階段手すりでさえ、この凝りよう。
こちらの建物1Fには、現在、展示室・図書室・情報コーナー・マエダコーヒーがあります。
情報コーナーでは、展覧会DMが沢山手に入りますし、展示室では様々な展覧会が見られます。
マエダコーヒーさんは、近くに本店と錦店があり、店内の雰囲気やメニューが少しずつ違っていたりして、その時の気分で使い分け出来ちゃいます。
(明倫店はボリュームたっぷりなので、若い人にオススメ)
2Fのお気に入りは「談話室」。
他の元教室は制作室などになってしまっているのですが、この部屋だけ教卓や黒板が残されています。
教卓の造りの立派なのにビックリ。
生徒用の机も足まで木だし、蓋式だし。
この談話室、付近オフィスのOLがお弁当持ち込んでランチしたりと、日常的に人の出入りがあります。
慌しく立ち寄ったので今回は覗きに寄りませんでしたが、この他、もとは生徒のお作法室だった和室や、壁紙や照明が豪華な部屋など、すんごい建築的に面白い部屋が沢山あります。